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のきログ

なぜか上から目線な女子大生のブログ

第88回アカデミー賞について雑に書いてみた

 

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今日はアカデミー賞について書きたいと思います。

日本時間2/29に発表やったんで、おっせえな?!って感じかもしれませんが受賞作全部見てから書きたかったんですね~

あとほんとは全部の賞についてかこうと思ってたんだけどめんどくさいので特に書きたい「監督賞」「撮影賞」「主演男優賞」「作品賞」「主演女優賞」のみでいきます。

アカデミー賞とは

いうまでもなく世界最大の知名度を誇る映画賞です。授賞式前年の1年間に公開された映画が対象。受賞者はオスカー像がもらえるので単にオスカーと呼ばれることも多いです。

ちなみに日本は映画弱国なので、候補作は「アカデミー賞受賞」という宣伝文句を使うために授賞式後に公開されることが多いのです。おかげでわたしのような日本人映画ファンはアカデミー中継をハンカチを噛みながらみることになっている…

 

次点に有名なゴールデン・グローブ賞ハリウッド在住の外国人記者が投票・選定しますが、アカデミー賞ハリウッドの映画製作に携わるアカデミー会員が投票して選定されます。だから芸術性を純粋に評価するというより、その映画にかかったであろう苦労も評価の対象になってる気がします。

 

では以下に主要賞の人と作品たちを紹介していきます。

 

撮影賞 監督賞 主演男優賞

エマニュエル・ルベツキ

アレハンドロ・G・イニャリトゥ

レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント 蘇えりし者)

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88回オスカーの話をする場面でこの作品が話題にあがらない時はありませんでした。日本公開日に走ったよね~
撮影賞受賞のエマニュエル・ルベツキは"ゼロ・グラビティ""バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)"からの"レヴェナント"で今年で3回連続受賞です。これはアカデミー賞始まって以来初の快挙!
昨年はバードマンでのシームレス撮影で話題をさらったルベツキ。今作で全編自然光撮影という完全にクレイジーな偉業を成し遂げました。新しいことやるだけなら誰にでもできるんやけど、ルベツキはそれをしっかり完成品として出してくるから天才だなと思います。
全編自然光撮影がどれだけイカれてるすごいことなのかというと、まずカナダの極寒地帯で絶対撮りたい!という話で、そこでライトなし撮影できる明るさの時間帯が1日1~2時間しかないんですね。つまりくそめんどいしスケジュール押しまくる。しかも寒いとこに毎日毎日長期間おらなあかんからスタッフめっちゃ逃げる。次の仕事もあるしね。
てなわけでこの映画、撮影中も業界内ではすごい噂になってて、間違いなくそこの苦労も評価されてます。普通の人間は心折れるもん…わたしなら絶対やだ…
余談ですが撮影中に助演俳優のトムが監督の首を絞める危うく殺人事件…な大乱闘があったらしいです。どんな現場。
 
監督賞のアレハンドロ・G・イニャリトゥは”バードマン”からの二年連続受賞!これは史上初ではないけどやっぱり珍しいしすごいことです。
上記のメチャクチャな撮影を乗り切って映画を完成させた点もそうですが、やっぱりそれだけでないイニャリトゥ節が映画にも反映されてて、これから映画界を引っ張っていく監督であることは間違いないです。言葉にしづらいけど、レヴェナント見てもらえればわかる!(丸投げ)

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監督VS俳優の大乱闘をネタにしたTシャツがこちら。ちょっとほしい。

 
主演男優賞は!レオナルド・ディカプリオ!!監督も撮影監督も連続でオスカーとってるのに対しこの人は念願のオスカーです。ファン大歓喜やで超おめでとう…
なんでこんなに喜ばしいかというと、レオはこれまでもオスカーを目標にいろんな役に挑戦してたんですよ。「ディパーテッド」「アビエイター」「ジャンゴ」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で、脅迫神経症やらゲイやらデブハゲクズみたいな役を真剣にやって、「タイタニック」でのアイドルイメージを払拭するために俳優としてがんばってたんです。でも全部周りはみんなオスカー獲るのになぜかレオだけいつもスルーされてて…かわいそうすぎ…
総合しておよそ人間がやりたくないと思う演技のフルコースを堪能してきて、もう今回は「ほんならもうとことんやったらぁ!!見とれやオラァ!!!」ってことで今回とことん虐めぬかれてます。崖からつきおとされたり、冷たい川にほうりこまれたり、ベジタリアンなのに牛の生レバーを食べさせられるなどなど壮絶。逆にこれでオスカー獲れなかったらなにしたらいいん…?という感じだったので、ほんとに獲れてよかったです。
ただ虐められてるだけでなく、演技ももちろん素晴らしかったです。なにせクマに喉を食い破られてしゃべれない設定なんで、セリフや声で感情を表現できないんです。目と表情と息遣いのみ。それでスクリーン越しに観客に伝えるというレオの才能を見せつけられます。とりあえず見てくれ。

 

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ほんまおめでとうな…
 

作品賞

スポットライト 世紀のスクープ

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作品賞もぶっちゃけレヴェナントが獲ると思ってたので、意外でした。これが作品賞か~
これは、ボストンの地方紙がカトリックの不祥事を暴いて掲載したっていう実話ベースの映画です。で、ボストンっていうのは約25%がアイルランド系で、カトリック教徒
の人が多い。カトリックとかキリスト教に関しては日本であまりなじみがないですが、旧教なので(新教はプロテスタント)まじめでおかたい印象を持ってもらえればいいと思います。あとなんか貧しそう。
ボストンはとにかく閉鎖的なムラ社会というか…カトリックの不祥事のヒントや告発は前々からあったのに、カトリックの権力が強すぎて新聞記者も無意識に見て見ぬふりをしていたんですね。それをアウトサイダーの編集長が指摘して、アルメニア系の弁護士やヒスパニックの記者が権力に逆らいながら暴くっていう流れです。移民問題で荒れてるからこういう外からの視点みたいな話が作品賞を獲ったってことに、アメリカの空気感がよみとれました。

 

主演女優賞

ブリー・ラーソン (ルーム)

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主演女優賞はルームという映画で、息子とともに部屋に監禁された母親を演じたブリ-・ラーソンが受賞しました。これはもう下馬評通りの受賞。納得です。

設定が特殊で、まず誘拐され監禁されて、そこで出産した息子と納屋で暮してるという役です。難しい。そんな状況におかれたことがないし想像できる範囲を超えてる気しかしません。見ている側になんの違和感も抱かせない演技でやりきったブリ-はほんとすごい女優としか言えません。

わりと普通の顔してると思うんです、もちろんハリウッド基準でね!(笑)

今回助演女優を受賞したアリシア・ヴィキャンデルは顔めっちゃかわいいけど、それに比べたら割といそうな顔の女優さん。”いそうな顔の女優”の枠ってこれまでなかったと思うので、そういう方向でブリ-はこれからどんどん活躍すると思います。作中でヒステリー起こしたり鬱っぽくなることがあったんやけど、うわ、こんな女の人見たことあるわって思います。そういう才能ある女優さんあんまりいないもんな…ってことで大期待です。

ちなみに”いそうな顔の俳優”枠はマット・デイモンがトップを走っていると思います。次点でベン・アフレック

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いそう顔(褒めてる)

 

はい、まだあるけどまあ5賞ふれたら十分でしょ!(雑)
助演は特にいうことない!アリシアもマーク・ライランスもよかった!おつかれ!
作曲賞はモリコーネが死ぬ前に獲れてよかった!おめでと!
長編アニメーションは思い出のマーニーが獲れたら日本人としては嬉しかったけど今回はピクサーの最高傑作が居たからツイてなかったよ!インサイド・ヘッド見終わった瞬間に悟ったもん!また今度がんばろ!
 
最後に私的88回オスカーのベストドレッサー賞をご紹介します。”キャロル”の主演女優二人!もうどこの貴族…?って感じですね。ちなみにこの人たちはそのへんにいなさそうなタイプの女優です。キャロルもめっちゃ良かったのでDVD出たら見てください。以上。

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